プライム(prime)は「最重要な」「最高級な」という意味です。
プライムレート(最優遇貸出金利)は、銀行がお金を貸すときに、最も重要な顧客に対して、最も優遇された低い金利のことです。一般の顧客には、プライムレートより低い金利でお金を貸すことは通常はありません。プライムレートには、1年未満の貸出で適用される短期プライムレートと1年以上の長期プライムレートがあります。

都市銀行5行の短期プライムレート最頻値は2009年以降の15年間は1.5%弱で一定でした。グラフの青い線です。
2024年9月に1.625%に上がり、2025年3月に1.875%となり、今年の2月に2.125%(りそな銀行は2.375%)となっています。
同じように長期プライムレートは1%台前半で安定していましたが、2023年10月に1.5%と1%台後半に上昇し、昨年1月に2.0%を超え、2026年3月現在は2.80%となっています。
コロナ対策の特別な低金利での借り入れが残っている中小企業が多いのですが、期限を超えて負債が残った場合には、金利負担が膨大になります。要注意です。
実際にお金を借りるときの金利は、プライムレート+上乗せ金利となり、上乗せ金利は企業の信用度(逆に言えばリスク)の程度で決まります。
プライムレートが上昇するのは、予想物価上昇率が大きくなっているからです。貸出金利から物価上昇分を引いた実質金利が高くなっているわけではありません。
2026年度の物価上昇率を日銀は1.9%と予想しているので、短期プライムレート2.125%の実質金利は0.225%(計算上)となります。
