【経済産業省HP】
エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)では、内外におけるエネルギーをめぐる経済的社会的環境に応じた燃料資源の有効な確保に資するため、工場、建築物及び機械器具についてのエネルギーの使用の合理化に関する所要の措置その他エネルギーの使用の合理化を総合的に進めるために必要な措置を講ずることとしています。
このうち、大口のエネルギー使用工場については、エネルギー管理の中核的な役割を担う「エネルギー管理者」をエネルギー管理士免状の交付を受けている者のうちから選任し、エネルギー管理者は、エネルギーの使用の合理化に関しエネルギーを消費する設備の維持、エネルギーの使用の方法の改善・監視等の業務を管理することとしています。
簡単に言えば、ちょっと大きめの工場や商業施設ではエネルギー管理士が技術的な面から管理をすることが義務付けられています。このため、エネルギー管理士は一般の方が思うよりも意外に多くて、累計で約50,000人もいます。
実は身近な存在なのですが、特別にまとまった団体があるわけでもありませんので、目立ちません。しかし、省エネ全般に知識があって必要な情報にアクセスする方法を知っているエネルギー管理士を、中小企業者や自治体などが使わない手はありません。
2015年の試験結果 合格者 2,454人(合格率 23.3%)
2016年の試験結果 合格者 2,108人(合格率 20.1%)
2017年の試験結果 合格者 3,002人(合格率 28.4%)
2018年の試験結果 合格者 2,770人(合格率 27.9%)
2019年の試験結果 合格者 3,207人(合格率 32.6%)
2020年の試験結果 合格者 2,828人(合格率 36.7%)
このところ、試験が易化しているようです。受験には、チャンスかも知れませんよ!