自動車販売している方から、中東情勢の中古車販売への影響について聞きました。
2025年の統計です。日本からの中古車輸出台数は171.4万台でした。輸出先の1位がUAE(アラブ首長国連邦)の25.4万台です。なんと輸出台数の15%を占めます。2位がロシア(18.7万台)、3位がタンザニア(11.9万台)、以下はチリ、ケニア、ニュージーランド、モンゴルと馴染みのない国が続きます。
写真はUAEの中古車オークション会場です。UAEのドバイには中古車輸入・再輸出のための専門経済特区(DAZ:ドバイ・オート・ゾーン)があります。このDAZで最も勢いがあるのが、日本に本拠を持っているパキスタン人オーナーたちだそうです。
みんな日本語を話して、日本で買い付けたクルマをドバイで再輸出する国の事情に合わせて整備やカスタマイズをします。右ハンドルを左ハンドルに付け替える改造もするそうです、再輸出は輸入から6ヵ月以内におこなわないと預託金が没収されるので、迅速に進めます。
この整備やカスタマイズに使われるエンジン・部品・付属品の3~4割も日本からの輸入品で占められているようです。特にクラッチやステリング周りなど信頼性が必要な部品は日本製が高いシェアです。
ホルムズ海峡の封鎖はドバイをハブとしている中古車の物流に大きな影響がありそうです。中古車を扱う普通の街の自動車屋さんにも波及しています。
