もうそろそろ企業変革力を獲得して欲しい

ちょっと業績が気になる会社があります。 

 

不確実な世界における企業経営戦略論として、「ダイナミック・ケイパビリティ(以下、DCと記します)」というものがあります。ケイパビリティは自社の資源を活かす能力といった意味です。DCは環境変化に対応して組織が自己変革する能力のことで、「企業変革力」とも言われます。企業が発展し成長するにはDCを獲得しなければなりません。

 

ダミー

DCはさらに3つの能力(SST)に分類されます。

 

最初のSは、危機を感知する能力(センシング)です。2つ目のSは、既存の資源を再構築する能力(シージング)です。最後のTは、自らを刷新し変容する能力(トランスフォーミング) です。

つまり、危機を感知し、資源を再構築し、変化し、新たな価値を創造することで、企業は競争力を強めていくというわけです。

 

DCを獲得している企業では有能な人材が登用され、柔軟な組織のもとで活躍していきます。そして、小さな企業ほどDC、変化に対応する俊敏性を重視する必要があります。これには強いリーダーシップを発揮できる経営層が求められることから、日本の場合はオーナー企業(オーナー系企業)に、優れたDCを獲得している企業が多く見られます。

 

いずれにしても経営環境や自社の状況は変化していきます。

優れた業績を上げる企業は、DCを獲得し、変化に柔軟かつ俊敏に対応します。しかし、もっと優れた企業は、変化を予め予測して先手をとって対応します。さらに優れた企業は、自らが変化を創造して、オンリーワン・ナンバーワン・ユニークで市場を支配します。