レアアースの分離に磁気アルキメデス効果か?

中国によるレアアースの禁輸が実行されるのではないかと懸念されています。 

 

これに対して、既に日本国内にはレアアース資源が大量に存在しています。日本に存在するレアアースとは、電子機器や電化製品のなかにあります。使用済みのこれらの製品からレアアースを回収すれば十分な量が確保できると言われています。いわゆる都市鉱山の開発です。

 

磁気アルキメデス効果
磁気アルキメデス効果による分離

都市鉱山にはレアアースをはじめとして、各種の有用金属が存在しているのですが、これを利用するには、それぞれの金属を分離して回収する必要があります。

 

この分離に使用されることが期待される技術が磁気アルキメデス効果です。

 

「磁気アルキメデス効果(Magneto Archimedes Effect)」

 強磁場の中での磁場勾配が大きい場所では、常磁性のガスや液体の中にある弱い反磁性の物体(水滴や有機化合物液滴)は磁場に対して反発力が働き、重力に逆らって浮遊するようになる。これを“磁気アルキメデス効果”と呼び、磁気分離技術への応用や擬似無重力状態下での各種研究への応用が可能となった。

 

何のことかよくわからないですが、要するに水につかると体に浮力がかかる(アルキメデスの原理)ように、強い磁場中では物質の磁性に応じた浮力が生じます。その磁性や強さが物質毎に異なるので浮上する高さに差がでてきて、物質を分離できるというわけです。近年、超電導技術が進化したことで強い磁場を容易につくることができるようになったので、商業的に実現しそうになっているそうです。

 

アルキメデスは紀元前3世紀の人ですから、2300年の時を経て脚光を浴びることになるかも知れません。