高市首相が11月7日の国会で民主党の岡田氏の質問に対して、中国が台湾に武力侵攻した場合には日本の存立危機事態となり得ると答弁しました。
この発言に反発したと称して(実際はこの発言にかこつけて)、中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけたのが11月14日です。11月の日本への中国からの入国者統計が出ているので、確認してみました。

昨年11月と今年11月を比較した新規入国者の数です。
中国本土からは、昨年11月が44万2527人で今年が45万0456人なので僅かですが増えています。急に渡航自粛と言われても直ぐにはキャンセルできなかったのでしょうか?
香港からは21万7693人が19万5787人、マカオなどその他の中国からは1万0091人が9348人で、いずれも減っています。全中国からを合計すると67万0311人が65万5591人となり、1万5千人くらい(2.2%)の減少となりますが、あまり大きな現象ではないように思います。
一方で、全世界からの入国者数は昨年11月は299万8194人だったものが、329万2358人なので29万5千人の増加です。中国からの入国者が減少しても全体として日本観光ブームは拡大しているようです。
新規入国者に対する中国のシェアは今年11月で19.9%で韓国に次ぐ第2位ではあります。しかし、意外にシェアが小さいことがわかります。極論すれば、仮に中国人観光客がゼロになっても他の国からの訪問が増えれば補うことが可能な印象です。
国別シェアのトップ10は、以下の通りです。
韓国24.5%、(中国19.9%)、台湾15.8%、米国9.0%、タイ3.5%、シンガポール2.7%、フィリピン2.7%、オーストラリア2.5%、マレーシア2.1%、カナダ1.8%。
