シロアリ駆除の評判を高めて普及させたい

シロアリ(白蟻)駆除の日本の市場規模は概ね500億円程度です。 

 

シロアリ駆除市場は世界で伸長しており1兆1500億円に達しているようです。木造住宅ではシロアリによる食害を受けることを完全に防ぐことはできません。世界では木造住宅の建設が大きく増加しており、シロアリ駆除市場は年率5~8%程度拡大を続けています。一方で、日本でのシロアリ駆除市場は横ばいで増加していません。

 

殺蟻剤
殺蟻剤

日本の場合、シロアリ駆除の評判がかなり悪いです。悪徳業者からの強引な勧誘とか、不適切な薬剤や施工による悪臭や健康被害などが散見されてきました。ご近所トラブルの原因にもなっています。

 

また、これまで木造住宅の寿命をあまり考慮せず、建て替えればいいと考える人が多かったことがシロアリ駆除が盛んにならなかったことも要因の一つです。

 

しかし、今後は木造住宅であっても長く住み続けようと考える人が増えて、家屋の寿命がどんどん長くなってくると予想されます。

 

震災で倒壊した木造家屋を調査すると、設計上で壁や柱の耐力が不足しているケースが8割くらいだそうです。古い家屋の場合は、そもそも壁や柱が地震の揺れに耐えられない構造だったということです。しかし、残り2割は構造上の耐力はあったのですが、シロアリによって材が脆くなっていて、倒壊に至った建物だそうです。

 

現在のシロアリ駆除にはクロルフェナビルが使用されるようになっています。1998 年にアメリカンサイアナミッド社(現 BASF 社)により開発された薬剤です。揮発性がほとんどないことから、安全性の高い殺蟻剤として世界には広く普及しています。

 

木造建築の普及は脱炭素社会の実現に貢献します。安全安心なシロアリ駆除の普及は、間接的ですが日本社会全体の安全安心にもつながると思います。木造住宅に定期的で効果的なシロアリ駆除を施す習慣が定着するとよいのですが・・。