近所ではガソリンスタンドの数が減っています。ちょっと困ります。
低燃費車が増えたことでガソリンの需要が減っています。電気自動車はガソリンを使いませんし、ハイブリッド車に乗っている人からは月に1度も給油しないなんて聞きました。
ガソリン需要のピークは2004年で6148万kLです。2024年は4355万kLなのでピークから約3割減っています。これからもガソリン需要は毎年減っていくと予想されています。経産省の2029年見通しは3859万kLです。

ガソリン以外の燃料需要も減っています。灯油需要は2002年に3062万kLでピークでしたが、2024年は1086万kLと1/3近くまで減っています。
B,C重油の需要は1973年に1億1101万kLもあったのですが、2024年は475万kLと約1/23です、
この結果、製油所の能力が余って閉鎖されるようになりました。地元の西部石油山口製油所が昨年3月に製油事業を停止しました。山口県内の製油所は和木町にあるENEOS麻里布製油所だけになりました。
山口製油所閉鎖により、日本の製油所は19となり製油能力は311万b/dとなりました。2009年の製油所28・製油能力489万b/dから4割近い削減です。
製油コストは施設稼働率が高いほど下がるので、今後も製油所の統合閉鎖は続きそうです。業界全体がシュリンクしていくと、人材を集めることが難しくなってきます。原子力発電所の停止で原子力の専門家が減ったのと同じです。
大きなエネルギーが集積している製油所の稼働には大きなリスクも伴います。製油所は震災リスクの高い場所に多く立地しています。よい人材によって、よい管理ができなくなると少し心配です。
