物価高バンザイ。過度なコストダウン志向からの脱却

物価高の正体は、現時点では食料品価格の高騰だと指摘してきました。そろそろ、製造品などの価格アップなど本格的な物価高になることを期待しています。 

 

長く物価が上がらなかったのは、黒田前日銀総裁が指摘していたようにノルムの呪縛という面が強かったと思います。

☞ 2024/12/14 社会的習慣や規範意識の変化が物価高に導く~ノルム~

高市首相は物価高対策として盛大なバラマキをするようですが、物価高そのものを抑制しようとは考えてはいないようです。少し不安なところもありますが、この際、それに乗っかるしかないですね。

☞ 2025/07/02 物価高は望んで望んでようやく手に入れられた幸運

 

コストダウン
コストダウン

物価高が当たり前という意識が定着していくこと。お金には金利がつくという常識が身についてくることは、好ましいと思います。

汎用工業製品の世界にも、こうした考え方が広く浸透してもらえるのはありがたいです。

 

私たちが会社に入った当時は、商品開発の方向性は品質アップとコストダウンが合い半ばしていました。

それが、デフレ期に入るとコストダウンが優勢に なっていきます。日本の大手顧客でさえも、とにかくより安いものを求める風潮になっていきました。コストダウンばかりでは、開発者のモチベーションもダウンしていきます。

 

ようやく本格化してきた物価高は無暗なコストダウン志向から脱して、開発の視点をより高い性能、優れた品質へと向け直すチャンスです。どんどんチャレンジの機会を増やしていって欲しいものです。

新しい技術、製品、産業が創生されては発展して、日本のものづくりが復活していくことに期待しています。