22日に防府天満宮で第1022回 御神幸祭(裸坊祭:はだかぼうまつり)が行われました。
先週末に銀行を訪問した際に、提灯や飾り物の準備をしているのを見ました。これまで見学したことは無く、今年も行けなかったのですが、ちょっと興味が湧きます。
防府天満宮のWebサイトによると、無実の罪により失意のうちに太宰府で亡くなった菅原道真公の御霊に、1年1度「無実の知らせ」を伝えるお祭りだそうです。

菅原道真が亡くなったのは901年のことでした。それから103年後に1004年10月15日に一条天皇の勅使が防府天満宮を訪れて道真公の御霊に「無実の知らせ」を奏上されたのが御神幸祭の期限だそうです。これ以来、毎年お祭りされているので、今年が第1022回となります。
実は、素朴な疑問として、菅原道真が神として祀られている理由がよくわかりません。
菅原道真は平安時代の優れた学者であり、政治家です。宇多天皇(後に宇田上皇)の側近として自らが望む以上に重用されたことで、ライバルに疎まれて、大宰府に左遷され失意のうちに亡くなります。死後に怨霊となって京に災いを与え、民衆に恐れられた後に、天神として祀られるようになるのです。
菅原道真が卓越して有能な方だったとはわかるのですが、日本を変えるほどの大きな業績があったわけでもありません。組織内の権力闘争で左遷の憂き目にあった能吏は、歴史上数多おります。しかし、それを恨んで怨霊にまでなった人はほとんどいないでしょう。
何故、その人が神として信仰の対象となったのか? しかも、日本全国には1万を超える天満宮があるといいます。何故、全国あまねく信仰されているのか?
こんなことを書くと叱られそうなんですが、少し不思議に思っています。
