今年はセイタカアワダチソウが少なくないか?という話題になりました。
一般的に、セイタカアワダチソウは嫌われ者です。
花の黄色が毒々しい印象を与えますし、一時期は秋の花粉症の元凶という噂(実際は、セイタカアワダチソウの花粉は大きくて、空中を浮遊したりしないのでフェイクです)が広まりました。そのうえ、繁殖力が非常に強くて、日本古来のススキ(芒)が生えていた場所をあっという間に占拠していきました。

近所を走っていての単なる印象ですが、今年は特にセイタカアワダチソウに勢いがありません。代わって、ススキたちが優勢になっているような印象です。
今夏の35℃を超えるような高温は、強靭なイメージがあるセイタカアワダチソウにとっても苛酷だったのかも知れません。
もちろん、ススキにとっても今夏の猛暑は辛かったと思いますが、楚々として受け流したのでしょうか。
セイタカアワダチソウは北米原産の外来種で、日本での生息範囲は1970年代から急速に広がりましたが、90年代半ばをピークにして、今では徐々に狭まっているのだそうです。
この原因は、セイタカアワダチソウの持つアレロパシー(他感作用)という性質ということです。セイタカアワダチソウは毒素を出して、既に繁殖している植物(ススキとか)をやっつけておいて、そこに繁茂するという作戦をとります。ところが、敵がいなくなっても毒素を出すのは止まらないので、ついに自らがその毒素にやられていくというわけです。
自分で自分を滅ぼすなんて、なんだか身につまされる話ですが、セイタカアワダチソウとしては一カ所で繁栄するのではなく、場所を変えながら種を保存していくという戦略なんだそうです。このセイタカアワダチソウの性質をジプシーになぞらえることもあるということ。
なるほど・・です。
