積極的に多能化を進めてリスク回避する

昨日の続きですが「多能工」というのも日本に独特なシステムかも知れません。

  

BCP(事業継続計画)やジギョケイ(事業継続力強化計画)の策定を支援することがあります。その際に、不測の事態で人材が不足した際の解決策として「多能工化を進める」というものがあります。仮に、ある業務を担当していた人が不在になっても、その業務を代替して担当できる人がいれば安心です。1人の人に複数の業務をこなせる能力を身に着けておいてもらいことが多能工化です。似たような言葉に兼任化もあります。

 

多能工化
多能工化

製造業で複数の工程を担当できる多能工というのが先ずはイメージされます。

さらに、ものづくりだけでなく、機械装置の設置や修理もできる、検査や品質管理もできる、経理や事務もできる、倉庫管理もお手のもの、など職種を超えて多能工化している人もいます。

 

日本では多能工化や兼任化は素直に受け入れられますが、どうも日本以外の国では少し事情が違いそうです。日本ほど企業内でのモビリティが高い国は少ないようです。

不測の事態に見舞われたときに限らず、社内モビリティを高めることは、会社の基礎体力を高めることにつながり、社員の潜在的な可能性を開花させて、向上の意欲を高めることにつながりそうです。

 

また、多能工化は社員にとってもリスク回避につながります。機械操作だけでなく、修理や点検もできる。電気だけでなく熱もわかる。会計書類を読めてPCスキルも高い。といった複数の能力があれば、社内でも、仮に会社を離れても生活に困ることは少ないと思います。