勤めていた会社で「体質強化活動」というのをしていました。
人でも、企業でも元気に長生きして発展するには、ぜい肉を削って、筋肉質な体質に強化しなければならないというわけです。京セラの稲盛さんが「筋肉質経営」と言って、一世を風靡したので、いろんな会社でも取り上げていたように思います。

体質強化や筋肉質経営では、「ぜい肉を削る」 と「筋肉をつくる」の二つを同時期に行うのが正しい手順です。しかし、ついつい「ぜい肉を削る」ことに強い注意が向きがちです。
無駄な費用の支出や、不要な作業の廃止や縮減によって、コストの大幅な削減を達成します。さらに、人員構成を見直して、従業員の数を減らしたり、事業所間での異動をおこないます。
この「ぜい肉を削る」体質強化活動は、一時期には見える形で成果が出やすいです。
例えば、5人でやっていた仕事の手順を見直して、プロセスの短縮を達成して3人でできるようになたったりします。
但し、体質強化には「ぜい肉を削る」ばかりでは成功しません。「筋肉をつくる」ことに注力する必要があります。
具体的には、仕事を3人でできるようになったら、新たな設備投資をおこなって仕事量を増やし、仕事量を2倍に拡大しても従業員は4人で賄えるようにする。あるいは、仕事から離れる2人を次世代事業の開発に従事させる。といったことです。
真の体質強化は、「ぜい肉を削る」と「筋肉をつくる」を同時に実行することが何より大事です。どちらか一方が先行したり、他方へ影響を与えるようなことがないようにしなければなりますう。
