訪問した工場の隣が割合に大きなため池で、睡蓮の白い花が開いていました。
睡蓮といえば、クロード・モネです。日本人には大人気で、今も京都市京セラ美術館で特別展が開催中です。閉展後は豊田市美術館に場所を移して展覧会は続きます。高知県には「クロード・モネ財団」が認定した「モネの庭」があって、多くの観光客が訪れるそうです。

クロード・モネは睡蓮を題材にした絵画を連作しています。正確にはわからないらしいですが、300点くらいの作品があるようです。
若い頃から晩年まで、主に3つのシリーズで描いています。有名というか、日本人好みなのは第1シリーズなんだろうと思います。
画家で連作というと、岸田劉生の「麗子像」が頭に浮かびます。こちらは、全部で50点ほどが確認されています。
多くの芸術家は何かのモチーフを基にして、連作するものだと思います。70年万博の太陽の塔を創った岡本太郎なども、シリーズになった作品を残しています。少し意味が違いますが、大河ドラマの葛飾北斎は富士山をモチーフにした連作が代名詞です。
しかし、連作が際立って有名なのはモネと岸田くらいのような気がします。
芸術家は常に新しい創造が湧いてくるので、農業ではないですが連作障害のようなものがあるのではないでしょうか?それに耐えて、一つのテーマに向き合い続けたから、今日のモネの隆盛があるのかも知れません。~ダジャレじゃないです~