世の中にはよく理解できないことが時々起こるのですが、フジサンケイグループの代表である日枝久氏への批判はいったい何なんでしょうか?
フジサンケイグループを長く率いており、取締役在任期間が長い。グループの経営に影響力があり、人事権を持っている。個人資産が多い(といっても13億円?)。与党政治家と懇意(特に故安倍晋三首相?)である。といった情報ですが、批判される理由ははっきりしません。単なるやっかみのように聞こえます。
ちゃんとした説明ができる人(ジャーナリスト)はどこかにいないのでしょうか?

企業グループを日枝氏以上に長期間率いている経営者には、ユニクロの柳井氏、ニデックの永守氏、キャノンの御手洗氏、ソフトバンクの孫氏、などなど、たくさんいます。日経新聞で「私の履歴書」が連載中の伊藤忠の岡藤氏も代取20年目です。
日枝氏はフジサンケイグループの中興の祖であり、実態としては創業者に近いわけですし、この企業グループは優れた経営業績を残しています。
フジメディアホールディングスの直近期(2024年3月期)の売上高5577億円、経常利益393億円、総資産1兆4488億円、純資産8696億円です。
もし報道にあるように、日枝氏ひとりの影響力でこの企業グループを構築したのだとすれば、稀代の名経営者であることに疑いの余地はありません。
また、企業経営だけではなく日本美術協会会長、東京都歴史文化財団理事長、ボーイスカウト日本連盟顧問などを務め、日本の文化・美術・音楽などの分野でも大きな貢献をしています。
反社会的な勢力と懇意ならともかく、与党政治家と懇意なことを批判されるのも妙な話です。
どうも理解できないです。
ちなみに、テレビ朝日元社員の名物コメンテーターさんもいろいろ言っていますが、とかくの噂のある御社の早河洋会長のほうは大丈夫なんですかね?
何だか、この案件ではあちこちでブーメランが飛び回るような予想ができます。