近所のニトリにトイレ用品を買いに行きました(正確にはついていきました)。
ニトリに行くことはあまりないのですが、面白い商品やハッとするようなアイディア商品があるので、たまに行くと興味深いです。このあたりですと、ナフコやジュンテンドーなどのホームセンターや、無印良品、ダイソーなどの100円ショップも同様ですが、ついつい時間を忘れて眺めてしまいます。但し、実際に購入することはほとんど無く、冷やかしの悪い客です。今回もペットは飼っていないのに、ユニークなペット用品を関心しながら検討していました。

さて、ニトリなどの人気店を特集したテレビ番組というのは視聴率がよさそうです。私なぞは、そういう番組はどうせ広告宣伝なのだからと、グッと割り引いて視聴しています。しかし、どうもそうでもない人も多いようで、BPO(放送倫理・番組向上機構)で審査になったというニュースです。
『TBSテレビ「熱狂マニアさん!」が審議入り』という報道で、TBSテレビが、バラエティー番組『熱狂マニアさん!』の中で、「ニトリ」のマニアを特集し放送したのが、番組に値しない広告ではないかという指摘です。
「番組と広告の違い」とか「記事と宣伝の違い」とかは、しばしば問題になりますが、結構難しい線引きです。まぁ、そもそも営利企業であるメディアに何を求めるのか?という本質的な疑問もあります。
雑誌などは部数が伸びてくると広告ばかりになります。学生時代の「日経ビジネス」なんかは典型ですし、「山と渓谷」などは”山と広告”と揶揄していました。
メディアを通じて提供される望ましい情報とは、「事実である・正確である」「価値がある・理解できる」「倫理的である・自然科学の法則に則している」「自分にとって有益である・有害ではない」という全てを満足するものです。
しかし、そんなものは現実には存在しないですよね。
一人一人が自分の価値観に合せて、比較的ましな選択を繰り返すことが大事なんだろうと思います。権威のある(ようにみえる)情報でも、たいていの場合は真実は少ないです。ゆめゆめ油断しないで、気をつけていきましょう。