日本人の平熱って?本当は何℃かな

お店や施設に入るときに検温をする(してくださいと言われる)機会が増えています。

 

このところは、寒くなったのでおでこではかると34.5℃とか体温とは関係ないだろう温度が表示されたりします。真面目なお店の人に、手首か首筋ではかりましょうと言われました。なんとか36℃超えた値が出て、ホッとします。ちょっと、変な話ですが・・。

 

検温にご協力を
検温にご協力を

体温を正確に測ることは難しいですね。今のところは、感染症によって発熱している人を見分けのが目的ですから、特に高熱でなければ構わないわけなんで、低く出てればいいような気もします。

逆に、真夏に歩いて訪問した工場の守衛所で、おでこにピッとされて37.6℃だから入れないと言われたことがあります。もちろん、ハンカチを濡らしておでこに当ててから再測定して、事なきを得ました。

 

なんでも、日本人の平熱が36.5~37.0℃だというのは、1957年に東大の先生が3000人ほどの測定をした結果なんだそうです。それから65年間経ちましたが、日本人の平熱を調べようと思う人は出ていません。

また、昔と比べて最近の人は体温が低めだという話もありますが、データがないのでよくわかりません。

 

これは欧米においても同じようです。1日のなかでの体温変化とか、例えば寒冷など環境と体温の関係、感染症などの病気での体温変化、などはたくさん研究されていますが、そもそも平熱が何℃かを調べてはいないようです。

 

日本人は欧米人に比べて体温が低いという話を聞きます。確かに、欧米人は薄着の人が多いので、日本人と欧米人の体温は違うような気がします。もっとも、人種の差というよりは体格の差かなと思います。あれだけ肥えて大きいのですから、比表面積が小さくなって熱がこもっていくでしょう。

 

感染症の免疫には、体温が高い方がいいわけですが、ずっと高いのでは効果は限定的かと思います。日本人のように、平熱は低めでも、1日1度の入浴と1週1度の温泉通いで、しっかり身体を温めるのが免疫力アップになるんじゃないでしょうか?

 

我が家の最寄りの温浴施設は、コロナ禍で昨年廃業しちゃいました。10㎞ほど離れたところにある施設に一度行ってみようかと思っています。