ホン・ボン・ポン。ハイ・パイ・バイ。

子ども向けの有名なクイズに「これは何本?」というのがあります。

 

(指を1本立てながら)これは、何本でしょう?  →  子ども「1本」

(指を2本立てながら)これは、何本でしょう?  →  子ども「2本」

(指を3本立てながら)これは、何本でしょう?  →  子ども「3本」

では、クイズです。(指を2本立てながら)これは、何ぼんでしょう?

☞ TOSS LAND   明日教室で使えるクイズ・ゲーム「これは何本?」

 

これは何本?
これは何本?

大人ならみんな知っていると思います。

1本(イッポン)・2本(ニホン)・3本(サンボン)と数えるので、何ボン?と訊かれたら3本と答えるのが正解です。

 

1・2・3はポン・ホン・ボンとなります。以下、4はホン、5もホン、6はポン、7はホン、8はポン、9はホン、10はポンです(たぶん)。

ボン(濁音)は3だけです。ポン(半濁音)は1と6と8と10です。ホン(清音)は2と4と5と7と9です。

 

半濁音はハ行だけなので、他のハ行の助数詞でも考えてみます。ハ行の助数詞には次のようなものがあります。本・遍(へん:書物を数えるとき)・刎(はね:兜を数える)・杯・幅(ふく:掛け軸)・振(ふり:刀や剣)・張(はり:テントとか)・服(ふく:タバコを吸う数)・柱(はしら:遺骨)・匹・発・分・など。

☞ 大辞林 助数詞のページ

 

遍は、1・2・3はイッペン・ニヘンはいいとして、3はサンベンですか?いや、サンペンのような気もします。4はヨンヘンですか?ヨンペンのような気もします。難しい。

杯は、イッパイ・ニハイ・サンバイ・ヨンハイ・ゴハイ・ロッパイ・シチハイ・ハッパイ・キュウハイ・ジュッパイなので、本と同じです。「これは何杯?」というクイズ、いや「これは何杯目?」かな?

 

今日のブログには、特に意味は無いのですが、方言なんかも含めると、モノの数え方は結構面白いですね。