ちょっとわかりにくい、パッシブとアクティブ

パッシブは受動的、アクティブは能動的という意味です。

 

株式の運用では、パッシブ運用とは、市場全体の値動きと同様の投資成果を目指す運用のことです。これに対して、株価の上昇が期待される銘柄だけを厳選して投資する運用のことをアクティブ運用といいます。

 

パッシブ運用とアクティブ運用
パッシブ運用とアクティブ運用

パッシブ運用は、上手く運用できても儲けはあまり大きくありません。アクティブ運用では、運用の仕方次第で大きな儲けが期待できます。

しかし、アクティブ運用でパッシブ運用の利益率を超えるのは全体の1/4程度だそうです。

1/4の運用では大きな儲けを出します。但し、残り3/4はパッシブ運用の利益を下回り、手数料が高額なだけ不満は残ります。

 

ものづくりの現場では、 パッシブ・セーフティとは、事故が実際に生じた場合に被害・損害を最小限に軽減するための安全技術のことです。これに対して、アクティブ・セーフティとは、事故などの異常事態を未然に防ぐための安全技術のことです。

自動車で言えば、シートベルトやエアバッグはパッシブ・セーフティーで、自動ブレーキや車線はみだし検知などはアクティブ・セーフティーです。

 

省エネ技術では、機能を発揮するために必要なエネルギー量を減らすための技術をパッシブ技術といいます。そして、エネルギーを効率的に利用するための技術をアクティブ技術といいます。省エネ=「減らす」+「無駄なく使う」ということです。

 

電子楽器でも、パッシブ回路・パッシブスピーカーなどと、アクティブ回路・アクティブスピーカーなどがあるそうです。今、流行りで言えば、人工呼吸器でもパッシブ回路とアクティブ回路があるそうです。

 

どうも、パッシブとアクティブの違いについて、ちょっとずつ印象が異なっていて、今一わかりにくいです。いつも混乱しているのは、私だけでしょうか?