日本の原油消費量は2025年平均で日量236万バレルでした。
アメリカのイラン攻撃によって4月の原油調達量は日量59万バレル(25%)になりました。不足分は石油備蓄で補充しました。その後、中東からの調達が一部回復したことに加えて主にアメリカからの輸入によって原油調達量は増えました。石油備蓄は減らなくなり、7月の原油調達予定量は消費量を上回る日量240万バレルになるそうです。 とりあえず安心ですね。

日本の石油備蓄量は、現時点で3.9億バレルあり国内消費の170日分です。
一方で、気になるのが昨日の報道です。アメリカの石油備蓄量が3.40億バレルと過去最低水準になっているということです。
アメリカの石油備蓄は7.0億バレルを基準としています。2022年のロシアのウクライナ侵攻によって、ロシア産原油の調達を減らした国々をアメリカが支援するために備蓄を取り崩して、一旦3.47億バレルまで減りました(バイデン政権)。
その後アメリカは少しづつ備蓄量を回復させて4.2億バレルまで戻していたところで、ホルムズ海峡が封鎖されました。アメリカは日本をはじめとした味方の国に石油供給をしなくてはなりません。その結果、アメリカの石油備蓄は3.4億バレルにまで減少したわけです。
現時点では日本の石油備蓄(3.9億バレル)は、アメリカ(3.4億バレル)を超えています。中国の石油備蓄量は14億バレルという推定もありますが、日本は西側諸国では最大の石油備蓄量となりました。
アメリカの石油消費は日量2千万バレルを超えますから、アメリカの石油備蓄量が3.4億バレルでは心もとないように見えます。しかし、アメリカは日本と違って産油国です。日量2.2千万バレルの石油生産があって通常であれば消費量を1割程度(ちょうど日本の消費分くらい)上回っています。それでも、アメリカの石油備蓄量が減っています。生産で補えない量を輸出に回しているということです。
日本政府が言うように、石油供給は備蓄を含めて年度をまたぐくらいまでは大丈夫と思います。しかし、その後の長期的なところは不詳です。戦争の早期終結に期待したいところです。
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