自動車のエンジンや足回りの重要部品にはアルミニウムダイカストが使われます。
溶かしたアルミニウム(合金)をダイカストマシンを使ってダイカスト金型の中に高速で充填して高い圧力をかけます。寸法精度が高く、表面が平滑で、強度に優れた鋳造品がつくれます。アルミニウムダイカストの主要な用途は自動車部品ですが、熱伝導性が高い性質を利用して電子機器のヒートシンクにも多く使用されます。

自動車用アルミニウムダイカストの主要メーカーは、1位・リョービ(広島県府中市)、2位・広島アルミニウム(広島市)、3位・アーレスティ(愛知県豊橋市)です。この3社で市場の約7割を占めています。
自動車用アルミダイカストの市場規模は概ね5800億円ほどですが、近年では成長が停滞しています。自動車の自動化・部品の軽量化などの技術革新がアルミダイカストにはプラスとマイナスの両面で拮抗した影響を与えています。
アルミダイカストにはダイカストマシンとダイカスト金型が必要です。ダイカスト金型の市場規模は400億円弱で、ダイカストマシンは200億円強で、いずれも横ばいになっています。
ダイカスト金型はダイカストメーカーが内製するケースも多いのですが、得意分野のある金型専業メーカーが活躍してます。ダイカストマシンの主要メーカーは、宇部市のUBEマシナリーのほか、芝浦機械、戸苅工業、東洋機械金属などです。
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