従業員50~100人を超える工場では購買調達を専門に行うスタッフがでてきます。
主要原材料とか大型機械などは本社や事業部レベルで購買業務をおこないます。それ以外の原材料や部品や購買品の購買業務は工場スタッフがおこないます。
スタッフは購買品の価値を大きくすることが使命です。「価値=機能÷費用」ですから、より高い機能のものを、より低い費用で調達するのが目標です。

サプライヤーには、より高い機能のものをより安い値段で提案して欲しいわけです。
少し以前の購買スタッフの興味は、より低い費用にだけ向いていました。極論すると、機能や品質は二の次で、とにかく値切ることや、サプアイヤーどうしで競わせることに一生懸命な人がおりました。(今も、企業によっては残っているかもしれません)
現在では、購買スタッフに求められるスキルは変わってきていると思います。
例えば、スタッフが適正価格を正確に把握することが難しくなってきました。インフレや物価変動によって相場感がズレてきましたし、前例比較が意味を無くしています。
いわゆる買い叩きは長期的にはマイナスになります。サプライヤーとの関係では、連携して原価改善に取り組むといった長期に渡る安定や信頼が必須です。
購買スタッフには発注納期管理や在庫管理のスキルも重要になってきました。足下では中東情勢もあって、適切なタイミングで発注して、発注後も進度管理を適切に行わなければ、生産スケジュール通りに材料が揃わない懸念が増しています。
購買スタッフの力量が、工場の生産性や利益に大きく影響します。
