転職希望者が減少。転職者数はコロナ前には未だ至っていない

テレビで転職サイトのカッコいいCMが盛んに流れます。 

 

2024年のデータで、転職者数は331万人。コロナ禍前でピークだった2019年の351万人にはまだ至っていません。転職等希望者数は1000万人で前年より減少しています。単純に転職者数÷転職等希望者数は35.1%です。2019年の転職等希望者数は848万人だったので転職者数÷転職等希望者数は41.4%だったので、現在の転職のハードルが少し高まっているかもしれません。 

 

転職等を希望する理由は様々です。定年や契約満了を除くと最も多い理由は給料等収入が少ないというもので、2番目が職場の人間関係です。転職等によって収入が増加することを期待するのは自然です。

 

実際に転職等によって収入がどうなったかですが、2025年上半期の統計では収入が増加したと答えたのが39.4%(うち1割以上増加が26.7%)で、減少したのが31.5%(1割以上減少が22.0%)でした。確かに増加したと答えた人の方が多いのですがちょっと微妙です。

また、増加した収入がその後もずっと維持されるものかも不安です。

 

さらに注意は年齢層別のデータです。20~24歳では収入増加55.5%(1割以上45.9%)で減少13.1%(1割以上8.1%)ですが、50~54歳では増加26.5%(16.1%)で減少44.7%(27.8%)です。

 

収入の少ない若い方は転職することで収入が増える(ずっと増えているかはともかく)可能性が高いです。一方でベテランになると、収入が減る例が多くなります。それでも転職するのは短期的な収入増ではない理由とか状況があるのでしょうね。