石油元売りも3社に統合されている

アメリカ・イスラエルのイラン攻撃によって、中東からのエネルギー輸入が滞っていきます。

 

昨日のブログで船舶は3社に統合されたと書きました。石油元売りも同様に3社に統合されています。どうも、3社体制というのは都合が良いようです。

1位のENEOSは統合の経緯が複雑ですが、ゼネラル石油・東燃・三菱石油・日本石油・共同石油・日本鉱業が一緒になっています。2位の出光は昭和シェル(昭和石油・シェル石油)と経営統合したもの。3位のコスモ石油は丸善石油と大協石油が経営統合したもので、岩谷産業の持ち分適用会社(21%)。

これで、11社あった石油会社が3つに統合されました。 

 

年間売上高では、ENEOSが約12兆円、出光が9兆円、コスモが3兆円です。

1日の石油精製能力はENEOSが約160万バレル、出光が80万バレル、コスモが40万バレル。

系列ガソリンスタンドの数は、ENEOSが約12千店、出光が6千店、コスモが2.5千店。

前期純利益はENEOS2260億円、出光1040億円、コスモ580億円。

時価総額はENEOS3.9兆円、出光2.0兆円、コスモ0.7兆円。

 

少し話が違うのですが、日本の石油精製能力は元売3社で1日約280万バレル。この他の会社を含めると約300万バレルです。需要が240万バレルほどなので60万バレルほどの裕度しかないので、意外と少ないです。

 

石油需要が減っているので、精製能力を絞ってきた結果です。一昨年には隣の山陽小野田市にある西部石油(日精製能力12万バレル)が操業を停止しました。今後、原油の物流が混乱すると精製能力がネックになる可能性もありますね。