Hondaは、EV戦略の失敗によって、最大2兆5億円の巨額損失が発生の可能性があると発表しました。
今期の税前利益を6200億円の黒字から、最大で1兆2700億円減って6500億円の赤字になるという予想です。HondaはEV電気自動車の開発・製造に力を入れていたのですが、失敗を認めました。外部環境としては米国のトランプ関税や温暖化対策の後退、中国の格安EVの普及などがあります。一方で、端的に言えば魅力的なEVを開発できなかったという内部環境があります。

実は、人生の中でHondaのクルマを購入したことがありません。これまでトヨタ・日産・マツダ・三菱・スバルのクルマを購入した経験があります。人生最後のクルマ購入はHondaかスズキにしたいと、ちょっと考えています。
さて、Hondaの失敗です。詳しい事情は全くわかないのですが、社内の意思決定に何かしらの問題を抱えていた印象です。
EV化を進めたのはどの部門なのだろうか?その意思決定の根本にあったビジョンは何なんだろう?そのビジョンを他の部門はどう評価したのか?自部門のビジョンとどう擦り合わせたのか?失敗を繰り返さないためには、検討してみる必要がありそうです。
Hondaの執行役は17人もいます。トヨタの8人と比べると2倍以上います。二輪があることと、欧州・中国・米国のエリア毎の責任者が入っていることが特徴でしょうか。
また、EV事業を進めたHondaの現代表執行役社長(皮肉なことに元々はエンジンの技術者)は2021年に就任しています。ここまでの大きな失敗ですから、交替するタイミングのように思います。トヨタの2023年に就任した社長が任期3年で交替することを発表した後ですから、猶更の印象です。
