チョコレートの値段はどうなる?カカオ豆価格が下がっている

今日のバレンタインデーをきっかけに販売されるチョコレートは約500億円(諸説あり)だそうです。

 

日本にバレンタインデーという風習が、ヨーロッパから伝わったのは1960年代のはじめ頃のようです。バレンタインデーのイベント規模はバブル期にかけて年々拡大していったと思います。尚、男性がお返しをするホワイトデーは1977年に福岡の鶴乃子本舗が発案した日本独自の記念日です。 

 

カカオ豆先物チャート
カカオ豆先物チャート

チョコレートの国内1年間の市場規模を約6500億円とすると、バレンタインデーはその7~8%に当たります。

とはいえ、バレンタインデーの賑わいは、義理チョコの規模が縮小していることから、このところは縮小気味なようです。ショッピングモールの特設コーナーも以前ほどの面積ではない印象です。

 

2024年はじめからのカカオ豆の高騰をきかっけにした、チョコレート価格の高騰がありました。このため、洋菓子店の経営相談では、チョコレートの仕入原価の上昇が収益を圧迫しているという悩みをよく聞きました。

 

このカカオ豆の価格が急激に低下しています。2024年末にピークでは12,000USD/MT(日本円で1800円/㎏)だったものが、3600USD/MT(540円/㎏)と1/3以下になっています。仕入原価の高騰で苦しんできた洋菓子店には朗報です。

 

2024年のカカオ豆価格高騰は、産地である西アフリカの異常気象による収穫量減少が原因でした。ところが価格高騰によって、国際的にカカオ豆離れが一気に進んだようです。

これが、足下のカカオ豆価格の下降につながっています。好ましいことではあるのですが、西アフリカのカカオ農家の収入が減少し、生活水準の悪化となる懸念もあります。

 

西アフリカではGDPの1/3を農業分野が占めており、カカオ豆は換金作物として最大の規模です。今年は換金作物第2位のカシューナッツが大豊作というニュースもありますが、西アフリカ諸国の発展が安定的に継続することは大事です。農家が安定的な収入を確保し続けられるよう、国際的な支援が必要に思います。