ラオスはラオス。ものづくりの適地かも

愛子さまの初の海外公務ということで、ラオスが注目されています。 

 

勤めていたときに、タイとベトナムには何度も行きましたが、隣国のラオス(カンボジアとミャンマーも)に行く機会はありませんでした。この三か国のは「タイ+1」あるいは「ベトナム+1」というイメージが強く残ります。今こそ、ラオスはラオスと考え方を変える時期なのかも知れません。

 

ラオス
ラオス

JICAの資料によると、ラオスの2024年のGDP成長率は4.0%と堅調です。こくさいくうこうの開港などを要因にして観光と物流部門の成長が牽引しています。

 

ラオスでは水力発電開発が進み、太陽光発電の増設もあって電力事情がよいことから工業分野も成長しています。ちなみに、ラオスはタイ、カンボジア、ベトナムに電力を輸出しており、総額は4000億円にもなります。

 

ラオスでは中国の影響力が年々高まっています。ベトナムからの投資も増えているので、従来はトップだったタイの影響力が弱くなっています。日本からの投資は減少傾向で、貿易額も減少しています。日本からタイやベトナム経由ではない、ラオスへの直接投資を増やす時期なのかも知れません。

 

ラオスにはたくさんの魅力がありますが、人口の少なさにも注目です。ベトナムは1億人を超える人口大国で、タイも7200万人、カンボジアは1700万人です。これに対して、ラオスは人口770万人しかおりません。人口密度は31.5人/㎢です。

 

先に書いたようにラオスには豊富な電力があり、アジアでは稀に人口稠密国ではありません。日本とラオスは伝統的に良好な関係を維持しており、今回の愛子さまの訪問で関係は一層深化したと思います。社会主義国ではあっても敬虔な仏教国です。

 

ラオスは港湾を持たない内陸国で、雨季と乾季の水資源の偏りがあるといった課題はあるものの、工業国となり得るポテンシャルを持っていそうです。日本の製造業の進出が増えるといいなぁと思います。