「ネジが見つからない」という話になりました。
装置の部品が壊れたので代替品を取り寄せたら、ネジが合わないのだそうです。出入りの機械問屋さんが探してくれているけどなかなか見つかりません。私も現役時代に、ばらした機械のネジが英国規格のインチネジだったなんてことがありました。まぁ、お手上げです。このエピソードには面白い裏話があるのですが、ブログでは書けません。

現在、日本で流通しているネジは5万種類ほどだそうです。日本で生産されるネジは年間約335万トンで、本数では3000億本を超えます。金額では1兆0400億円という大きさです。
ネジは長大橋を支えるアンカーボルトのように長さ7メートル、重さ3トンという大きなものから、直径0.3㎜の精密ネジまで様々なものがあります。
日本でネジを最も多く使うのは自動車メーカーのようです。1台の自動車には3000本以上のネジが使われていますから、自動車産業の合計では300億本ほどになります。ちなみに、航空機1機に使われるネジは、自動車1000台分の300万本くらいになるそうです。
ネジ生産は中小企業が担うことが多く、2022年の統計では、事業所数が1634、従業員数37,507人、1人当り年間出荷額約32百万円となっています。こうしたネジ工場では外国人技能者がたくさん活躍しています。
ねじは「産業の塩」と言われます。ものづくりを支えるたいせつな要素です。世界最高品質の日本のネジづくりが続いていって欲しいものです。また、外国人技能者を通してアジアの国にも日本のワザが広がるのも楽しみです。
