ヒゲクジラは小さな生きものを捕食するから巨大になる

下関にある海響館(水族館)が9カ月の休館を経てリニューアルオープンしました。リニューアルには約36億円もかけました。 

 

海響館の特徴をAIに聞いてみました。~世界一の種類数を誇るフグの展示、関門海峡の潮流を再現した大型水槽、国内最大級のペンギン展示施設「ペンギン村」、そしてイルカとアシカの共演ショーなどが特徴です。その他、シロナガスクジラの全身骨格標本やスナメリ、特徴的な「水中トンネル」など、ユニークな展示が多数あります。~

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クジラへの進化
クジラへの進化

AIが言うように、海響館の目玉はフグとペンギンです。しかし、クジラも下関としては外せないアイテムです。捕鯨の話は置いといて、クジラの進化の不思議です。

 

Wikipediaによると、クジラは写真のように進化していったそうです。もともとは陸上に棲んでいた偶蹄目の動物が水中生活に適応するようになっていったのだそうです。わかっている最古のクジラの祖先は約5300万年前に、陸上生活と水中生活を半々に送っていた四つ足の哺乳類です。オオカミくらいの大きさだったようで、水中で棲むようになったのは、たまたま目の位置が割合に高くて、水面から周りが見えたので、外敵の少ない水中に進出したのではないかということです。

 

まぁ、現生のクジラへの進化の過程はよくわかりませんが、非常に多くの種に分かれていることに驚きます。当然、既に絶滅した種もたくさんあるのですが、現生でも89種が確認されています。しかも、全長30m、体重150トンという巨大なシロナガスクジラから比較的小柄なミンククジラまで様々です。

 

特に不思議なのはナガスクジラやセミクジラのようなヒゲクジラ類と、マッコウクジラやイルカのようなハクジラ類がいることです。今から3400万年くらい前に、ハクジラ類とヒゲクジラ類に分化したそうです。

 

ヒゲクジラ類は総じて大きいです。ヒゲクジラがヒゲに引っかけて主に食べているのはオキアミなどごく小さな甲殻類です。150トンもの巨体を維持できるのはちょっと考えにくいです。

大きなクジラは海の食物連鎖の頂点に位置して不思議ではありません。小さい生きものをそれより少し大きな生きものが食べるという連鎖が普通のように思います。実際にヒゲクジラは大きな魚やイカなどを食べています。

 

ヒゲクジラの戦略は食物連鎖の下位にある大量の生きものを捕食することで、むちゃくちゃ巨大になるというものです。ちょっと経営の妙を感じてしまいます。

 

しかし、ヒゲクジラを真似てBtoBのビジネスをしている会社が、大量にいる消費者を相手にBtoCビジネスを企画してもたいていはうまくいきません。それは、その会社がハ(歯)を持ったままで、ヒゲ(髭)を開発してこなかったからです。巨大になったヒゲクジラには3400万年の進化の道のりがあったわけです。