海外駐在員からの評価は低い日本。33位/46国中

訪日外国人が大幅に増加していることもあって、「日本は素晴らしい!!」という記事が目につきますが・・・。 

 

ドイツで設立されたインターネーションズという組織は、世界の海外駐在員のコミュニケーションの場を提供しています。毎年、外国人(特に駐在員)が暮らしやすい国のランキングを発表していますが、2025年のランキングで日本は世界46か国中で33位と、上位には入っていません。

 

世界ランキング
世界ランキング

外国人が暮らしやすい国ランキングでは、日本人にとっては意外な結果になっています。

 

1位はパナマ、2位はコロンビア、3位がメキシコと中南米3か国がトップ3です。 

4位がタイ、5位がベトナム、6位が中国とアジア3か国が続きます。

7位がUAE、8位がインドネシア、9位がスペイン、10位がマレーシア、ここまでがトップ10です。

 

パナマは2年連続して1位です。パナマで働く人はリタイア後もパナマに定住したいと希望するそうです。行政サービスやインフラに多少の不足があっても、親切な国民性、治安の良さ、暖かな気候、自然環境や観光などが高い評価を得ているそうです。 

 

コロンビアが2位に入っているのは驚きです。安全と治安は下位にランクして、政情にも不安があるのですが、要するにお金があれば豊かな生活を心配なくできるということのようです。

 

日本の内訳
日本の内訳

さて、少し残念なランクの日本です。内訳を示します。

生活の質は9位ですが、その他はいずれも下位ランクです。生活の質も、将来的には猛暑の影響で下がってきそうです。

 

日本で働く意義は41位。現在の日本で働くことが、他国で働くことに比較して、将来のキャリアアップにつながり難いという評価です。また、報酬や勤務環境にも満足していないようです。キャリアップにつながると期待されている1位はアイルランドです。金融や保険・医療分野で将来性が豊かなようです。

 

住みやすさは31位。海外駐在員の皆さんは、地域の日本人との交流には苦労するということです。この指標の1位はメキシコです。フレンドリーで気楽な国民性から、海外駐在員は心地よさを感じるそうです。

 

生活の基礎は41位。残念ながら言葉が46位と最下位です。日本人で多言語を使いこなせる人は少数です。これは英語に限りません。パナマではスペイン語が通じることが高評価です。

 

財務の指標は27位。報酬に対して物価、特に大都市では家賃が高いので、金銭的な余裕が少ないということです。この指標の1位はベトナムです。快適な生活を送りながらでもお金がどんどん貯まっていくそうです。

 

ランキングに一喜一憂する必要はありませんが、日本は素晴らしい!!と浮かれていてはいけないのも事実でしょう。