現在のロシアの人口は?国家統計局が公表を停止している

「世界人口白書」。2025年版によると、最新の世界人口は82億3200万人でした。

 

前年から1億1300万人増加しています。日本にいると実感がわきませんが、地球規模では大幅な人口増加が続いています。

最も人口の多い国はインドで14億6390万人、2位は中国で14億1610万人、3位アメリカ3億4,730万人。以下、インドネシア、パキスタン、ナイジェリア、ブラジル、バングラデシュ、ロシア、エチオピア、メキシコと続いて、世界12位に日本が入ります。

 

ウクライナ難民
ウクライナ難民

ところで、この人口統計はどれほど正しく、どれほど正しくないのでしょうか?

少し前までインドや中国、南アジアやアフリカ諸国では政府が把握できない人口がかなりあったように聞いています。国の情勢によっては、現在でも人口が正確にはつかめない可能性がありそうです。

 

ロシアの人口は、ロシア連邦国家統計局によると、2025年1月1日現在で 1億4,611万9,928人とのことです。前年の2024年1月1日時点の1億4615万780人から3万人余り減っています。

 

今年の8月にロシア連邦国家統計局はそれまで毎月おこなっていた人口推計の公開を停止すると発表しました。ウクライナ侵略によって信頼できる人口推計が出来ない状況のようです。

 

ロシアでは出生率の低下が急速に進んで、人口の自然減が拡大しています。

ウクライナとの戦闘では100万人以上が死傷しており、戦争を嫌って国外に移住したロシア人も多数おります。一方で、戦争によって被災したウクライナ東部からの移民の流入は120万人を超えています。ロシアでは、中央アジア諸国などからの移民労働者を1000万人以上受け入れていますが、ウクライナ戦争以降は100万人以上が母国に帰ったとも報道されています。

 

ロシアの人口統計は従来から地方政府による水増しが指摘されていました。アメリカCIAが実際の人口と400万人の乖離があると推定したこともありました。

要するところ、実際に現時点でのロシアの人口が何人なのかはよくわかりません。

 

統計は国の基礎ですが、最も重要な統計数字である人口であっても、国が正確に把握するには困難があるということです。日本の国勢調査は先週終わりましたが、果たしてどの程度の正確性でまとまるものでしょうか?