日本はここ33年間ずっと連立政権が率いている

自民党の総裁に高市早苗氏が選出されました。恐らく妥当なことだと思います。 

 

衆参両院ともに自民党の議席は過半数に遠く及びません。以前のように自民党の総裁が日本の総理大臣とは必ずしも言えません。あくまでも自民党の総裁としてです。今の状況で、自民党員の多くが、世襲の小泉進次郎氏ではなく、地方の一般家庭出身で、多くの苦労をしてきた、しかも女性である高市早苗氏を支持したことはもっともなことと思います。

 

自民党総裁
自民党総裁

日本の政治は55年体制というのが長く続きました。

55年体制では、保守側は自由党と民主党が合体して自由民主党となり、革新側は右派社会党と左派社会党が合同して社会党となりました。 保守と革新の二大政党制なんですが、常に自民党が多数で社会党が少数であり続けたのが55年体制です。

 

1993年に宮沢内閣が倒れ、自民党が割れます。日本新党を核に8党連立の細川内閣ができたことで、38年間続いた55年体制は終焉しました。

 

55年体制の38年間とは、日本が高度経済成長を成し遂げた時期ですが、成長の裏返しで、公害で大きな被害もあり、最後はバブル崩壊の悲嘆で終わりました。政治的には、1980年代以降はリクルート事件をはじめとして贈収賄事件や過剰接待などスキャンダルが多発しました。

 

細川内閣、羽田内閣の後、自社さ連立の村山内閣を経て、1996年に橋本改造内閣で自民党は単独政権を一旦取り戻します。しかし、1999年の小渕内閣からは自由党との自自連立、公明党を含めた自自公連立、自公保連立の時期を経て、2003年からは自公連立が続きます。

その後、2009年~2012年の鳩山・管・野田内閣の民主党・国民新党連立政権を挟んで、第二次安倍内閣から石破内閣までは自公連立が継続してきました。

 

よく考えれば、1993年以降の33年間の日本では、自民党が核になっていたことは確かですが常に連立政権だったわけです。現在の衆参両院ともに議席数は自公を足しても過半数に至りません。高市氏が組閣するか否かはわかりませんが、仮に組閣するならどんな連立の枠組みになるのか予断はできませんね。