個人事業に場合は、事業をそのまま承継するということはありません。廃業と開業です。
個人事業主として事業をおこなっていた父が、仕事手伝っていた息子に事業を引き継ぐ場合です。事業主である父が廃業して、息子が新たに開業します。父が保有していた事業用資産を借り受けて、棚卸資産などは買い取って新たな事業を始めるわけです。

少し気づき難いのは、従業員も父という個人が雇用していたので、廃業に伴って一旦職を解かれます。と同時に、開業した息子が従業員との雇用契約を新たに結びます。
但し、個人事業の多くは実際に廃業するケースの方が多いです。父が 一代で50年事業をしている場合、さらに息子がその事業を30年続けられるというのは稀なケースです。
親子で異なる事業を手掛けるとか、息子は別の仕事についているというのが普通です。したがって、綺麗に事業をたたむのが大事です。
借入金を清算して、在庫などを処分して、きちんと廃業届などの手続きをおこないます。
その際に設備や施設、免許や許認可がある事業であれば、第三者に譲り渡すことも考えられます。いずれにしても、廃業するにも時間とパワーは必要ですから、適切な時期を選んで準備して実行することです。
