フランケンシュタインは怪物の名前ではなく、怪物を創造した若者の名前です。
怪物には名前がありません。フランケンシュタイン青年は、墓場を掘り返して死体を集めてつくった人工の肉体に、生命を吹き込むことに成功しました。しかし、醜くおぞましい怪物に恐れを抱いた青年は、怪物を置いたまま逃げてしまいます。

見捨てられた怪物は苦難の後、言語や愛情を学びますが、人間に受け入れられることはありません。孤独と絶望のなか、怪物はついにフランケンシュタイン青年を見つけだします。怪物は自分をつくった青年にも裏切られた怪物は、彼の愛する者を次々と殺します。
この物語から”フランケンシュタイン・コンプレックス”という言葉が産まれました。
「科学が作り出したものを、人間が制御することができなくなり、人間に害を加えるようになる」という意味です。
AIの目覚ましい進化は、フランケンシュタイン青年がつくりだしたいような怪物が実在する社会の到来が、あながち空想のなかだけとは言えないように思います。
さらに、フランケンシュタイン・コンプレックスを拡大すると「人間が作り出したものを、人間が制御することができなくなり、人間に害を加えるようになる」となります。
怪物になってしまった、どこかの国の大統領や首相をイメージしてはいけないでしょうか?
