事業継続力強化計画(ジギョケイ)で重視することに避難と安否確認があります。
今日は商工会議所でジギョケイ・BCPのセミナー講師をしました。ジギョケイで「避難」を重要事項として取り上げるというと、多くの人は当たり前のことじゃないか?って思います。しかし、自然災害の場合に避難していれば助かったはずの生命や健康が損なわれているのが現実何です。

このイラストとほぼ同じ画角の防犯カメラ映像を観ました。
東日本大震災後のコンビニのレジです。店内の商品は地震の揺れで棚から落ちたままです。そんななかで、お客さんが買物をして、レジ店員さんが対応しています。
突然、コンビニの入口に男の人が来て「津波が来ているぞ!逃げろ!」と叫びます(音声は無いので想像です)」
男の人は走って逃げますが、お客さんと店員さんはすぐには動きません。10秒くらいの後に津波がやってきて、防犯カメラはブラックアウトします。2人がどうなったのかは、わかりません。
東日本大震災では発災3分後には気象庁から大津波警報(宮城県6m・岩手県と福島県3m)が発出されています。大津波の第一波が東北地方の沿岸に到達したのは発災31分後(大津波警報から28分後)でした。避難するのに十分な時間があったかは不明ですが、少なくとも自らと家族、周囲の人の生命を守るくらいはできた可能性があります。
東日本大震災の地震と津波による死者行方不明者は合計で18,425人(警察白書2022・震災関連死を含まない)ですが、その92%以上が津波による溺死です。
7月30日にカムチャツカ半島で大地震があり、日本にも津波警報が発出されました。
津波警報の発令・震度5強以上の地震の発生・警戒レベル4以上の風水害・土砂災害警報の発出があった際には、上司などの指示を待つことなく、自分自身の判断で直ちに避難するようにルールを徹底して、平時から教育・訓練することが大事です。
