これに呼応する形で、今年の中小企業白書では「スケールアップへの挑戦」をテーマにしています。”賃上げ・投資を積極的・継続的に行うには、一定の企業規模への成長が必要”ということで、売上高100億円を目標水準としています。
そのなかで、エクイティ・ファイナンスを取り上げています。どうも国としては、中小企業のスケールアップにエクイティ・ファイナンスの活用を望んでいるようです。
エクイティ・ファイナンスは増資による資金調達のことです。株式を発行して、資金調達をします。資本に受け入れるので、負債ではなく純資産です。たいていは特定の出資者からの増資を受ける第三者割当増資です。
中小企業の場合、エクイティ・ファイナンスには二の足を踏むことが多いです。それまで、創業者あるいは創業家だけで経営していた会社に第三者が関わることになります。経営の自由度が下がって、負担が大きくなるような気がします。
しかし、経営状態によほどの変化でもない限り、出資者が経営に過度な介入をしたり、経営者に負担を強いるようなことは聞きません。
出資者の候補は、金融機関や投資ファンド、取引先などですが、たいていは拍子抜けするほど経営に関与しません。出資者は自社にリスクを感じるような資金提供はしないものなので、短期的な利益(配当など)への関心はそれほど強くなく、長期的な企業価値の向上に注目するのが普通のように思います。・・ケースバイケースかもしれませんが・・
少し、頭に置いておいてもいいかと思います。

