日本の起業環境は改善されてきた~ここで後一押しを

TEA(総合起業活動指数)は、「成人人口 100 人当たりの起業家の人数」です。

 

起業家とは、事業を興してから3年6ヵ月以内の人というが定義です。日本は起業家の数が少ないとよくいわれます。日本のTEAは6.4で調査された国のなかでは下から7番目です。日本の上はノルウェー、下は中国です。主要国でTEAが高いのはアメリカとカナダ、欧州ではイギリスとオランダ、アジアでは中東諸国と韓国です。

 

TEA(総合起業活動指数)
TEA(総合起業活動指数)

日本のTEAは世界と比べると低いのですが、長期的には上昇傾向にあります。

日本の起業環境は依然と比べて大幅に改善というか、間口が広がっているように思います。このため、実際に起業する人は増えています。

 

身近で端的な例が、独立する中小企業診断士の数が増えていることです。私が独立した10年程前では、山口県の独立診断士は30人くらいでした。詳しくはわかりませんが、今では倍増しているようです。女性の独立診断士もまだ数人ですが毎年増えています。独立する年齢も下がっていて、経歴も様々です。金融機関のOBさんが多かった頃とは様子が変わりました。また、大手企業で副業が可能になったことで、二刀流診断士も増えました。

 

こうした起業の傾向は診断士に限りません。

若い方の起業が増えている。女性の起業が増えている。副業型起業が広がっている。起業コストが小さい(診断士のように)起業が増えている。社会貢献を目的として事業創造する起業が増えている。は共通の特徴です。

 

日本では、起業のハードルは確実に下がってきていますが、若い起業家を支援する仕組みはまだまだできることがあるようです。起業家に対する支援の更なる充実は、物価高対策と称する減税や給付よりも、政府の経済対策として効果的なように思います。