2015年にグルジアの国名はジョージアに変わりました。インドのボンベイがムンバイに変わったのは1995年、カルカッタがコルカタに変わるのは2001年です。
エベレストにもチョモランマと併記されるようになっています。地図には、ウクライナの首都「キエフ」は「キイフ」と併記されていますが、「キーウ」に表記が変わりそうです。 ☞ 平凡社webサイト 「地名表記を変える、ということ」
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地名表記には、現地語での読み方を尊重するようになってきています。
ただし、一律に変更されるのではなく、何かのきかっけが必要のようです。ロシアのウクライナ侵攻に伴う変更としては、チェルノブイリはチョルノービリ、オデッサがオデーサなどは理解しやすいのですが、ドニエプルがドニプロ、ハリコフがハリキウとなると、別の地名のような印象が強くて混乱します。
川は今でもドニエプル川と呼ばれることが多く、町はドニプロと呼ばれることが多いような印象です。ハリコフとハリキウはどちらも使われるので、2つの街があると勘違いしてしまいます。
中国や韓国の地名の場合、漢字からカタカナ表記の変わってきています。ペキン、シャンハイ、チンタオなどは、北京、上海、青島など漢字もすぐ思い浮かぶのでわかりやすいです。テンチン、チーリン、ハンチョウなどはちょっと、ウェンチョウ、シャオシンなどはかなりわかり難いです。
地名の地図表記や公共放送での読み方が現地読みに変わっていく傾向です。グルジアがジョージアになったように国名でも変わることがあります。
そうなると、ジャパンは日本がなまった(ニッポン⇒ハッポン(スペイン語表記でJapon)⇒ジャパン)ものですから、海外での表記をニッポンに改めるようにお願いすることも考えられますよね。
こうなると、イギリスはイングランド、ドイツはドイチュランド、ギリシャはエラース、ベルギーはベルジーク、アルゼンチンはアルヘンティーナ、スペインはエスパーニャ・・、きりがないですね。 止めときましょう。