ドラム式洗濯機は環境にやさしいんだが・・

節水にも節電にもなるので、ドラム式洗濯機が普及するかと思っていました。

 

昔からある縦型の全自動洗濯機は、洗濯容量7㎏の中型機で標準使用水量は90~130Lくらいです。一部に超節水型を謳って80Lなんての機種もあります。これに対して、洗濯槽が斜めになっているドラム式では、標準使用水量が50~70Lとなり、縦型洗濯機の半分ちょっとで済みます。また、必要な電力もドラム式のほうが2~4割くらい割安になります。

 

洗濯機
洗濯機

ドラム式が節水になるのは、ドラム式は選択する衣類が上から下へと叩きつけられることで汚れを落とすからです。

縦型洗濯機では、衣類どうしの「こすれ合い」で汚れを落とすので、仕組みそのものが異なります。

 

洗濯機全体で年間約520万台が売れるなかで、ドラム式のシェアは17%(90万台弱)にとどまっています。環境負荷低減という意味からは、もう少し、ドラム式への置き換えが進んでいくとよいのですが、実購買にはなかなか結びつかないようです。

 

欠点は、値段が高いこと(節水効果で数年でもとはとれますが・・)、場所をとること、故障が多いことなどです。また、やはり慣れ親しんだ縦型のほうに愛着があって、新しい機種であるドラム式には抵抗感があるようです。

 

また、ドラム式の場合は乾燥機能を付加するが容易なので、洗濯乾燥機として販売されるものが多いのも逆にシェアが伸びない原因かも知れません。日本人としては、洗濯ものは仮に室内干しであっても干して乾かしたいと思うようです。全自動洗濯乾燥機の乾燥機機能をそのまま使う人は6%くらいという話です。

 

それでも、ドラム式は徐々に販売数が増加する傾向にあります。年を取ると、縦型の洗濯機から洗濯物を取り出すのはしんどいこともあって、高齢者にもドラム式が見直されているようです。6㎏以下の容量で乾燥機能のないシンプルなドラム式洗濯機で、メーカーがこれは頑丈で壊れないと保証するなら、かなり販売台数が伸びそうな気がします。