福引の景品は豪華すぎるといけない

福引がありました。3等(末等です)で扇子をもらいました。

 

1等は高級メロン2個、2等は水ようかんの詰め合わせです。4等は外れですが、商店街の割引券(2000円買ったら100円引き)です。今の時期、夏祭りやら、土曜夜市やらを引っかけて、どこの商店街でもこういう福引をやっています。子供や若い夫婦など、あまり足を運ばないお客さんを集めることにもつながります。

 

福引
福引

商店街でお買い物1000円ごとに、福引券1枚を配るとします。配る枚数は、全部で1万枚としています。福引に関わる売上予定金額は最低では1000万円ですが、お客様もきっちり1000円単位で買い物するわけではないので、およそ1300万円と予定します。

 

福引の景品の総額は、景品表示法の「共同懸賞」に該当して、売上予定金額の3%以下で、最高額は30万円以下と決まっています。つまり、1300万円の3%で39万円以下で、1等でも30万円以下というわけです。

 

メロン2個詰め(@6000円)をドカンと10箱、水ようかん(@2000円)を30箱、扇子(@500円)を120本、用意すると総額18万円です。問題ありません。

ただ、話題づくりに超豪華1等賞金をペア・ハワイ旅行!なんてすると、結構危ないかも知れません。お気をつけください。

 

尚、「共同懸賞」の場合は総額の3%以下、最高30万円以下ですが、個店でおこなう「一般懸賞」は総額の2%以下、最高10万円以下(取引価額5000円以下の場合は取引価額の20倍以下)です。また、「総付景品」つまりオマケは、取引価額の20%以下(1000円未満の場合は200円以下)と決まっています。

 

景品表示法に違反すると、指導を受けるうえに課徴金の納付が必要になります。太っ腹の経営者さんや、商店会長さんは、ちょっと気をつけましょう。

詳しくは、消費者庁のwebサイトを確認ください。☞ 消費者庁 景品規制の概要