バッティングセンターはソフトで儲ける

Naviタイムによると、バッティングセンターは全国に360、山口県には4か所です。

 

近頃、バッティングセンターが注目されています。2月にカルロス矢吹さんの「日本バッティングセンター考」という本が出版されて、話題になったこともあります。もちろん、大谷翔平選手の活躍や、稲村亜美さんのように女性がカッコよく打つ様子を目にする機会があったことも、若い人や女性の集客に貢献しています。

 

バッティングセンター
バッティングセンター

バッティングセンターに、投手の映像が流れるようになってからは久しいですが、最近は映像も綺麗になって更にオシャレな感じです。バーチャルであれば、大谷投手と対戦することも可能です。

 

そこで、バッティングセンターを創業すると儲かるかな?ということで、ネットで探してみると、実に多くの試算がヒットしました。

有名なところで、中小機構のサイトにもあります。☞ J-Net21 業種別開業ガイド「バッティングセンター」

 

転載すると・・・


設備として必要なものは、ピッチングマシン、自動ボール送球装置、コインボックス、ネット、クラブハウスおよび管理センターである。ピッチングマシンは速度に段階を設けられ、カーブが出るマシンもある。土地は、300~500坪で6~10打席が可能である。

 

1打席当りの投資額は約600万円前後だが、バッティングセンターのおもな経費で最も高いのは人件費である。バッティングセンターには、シーズンとオフシーズンがあり、オフシーズンには稼働率が低下する。稼働率はシーズンで平均40%、オフシーズンでは約20%まで低下する。

 

球種、球速などの選択幅の広いメニューがあること、対戦型などの新システムの導入も考慮し、スポーツとしての面白さやゲームとしての楽しさを追求すること、綿密な計画のもとに十分な設備投資を行ない、本格的事業として取り組むこと、事故防止の管理体制を備えることが必須である。


バッティングセンターを創業するのが、たいへんなことがわかりました。ピッチングマシンが意外に高額で、変化球を投げることができるタイプですと1台300万円くらいです。投球の映像をつけると+200万円で500万円。最低でも、6~8打席は必要ですから、ピッチングマシンだけで2000~3000万円とかになります。

 

その他の機械工事を合わせると4000~5000万円、建築工事で5000万円の合計1億円近いといった投資規模になりそうです。この投資に見合うだけの集客を安定して望めるか、十分に検討しなければなりません。新規に開業するのは、結構大変そうです。

 

長年の実績があるバッティングセンターは、少年たちを指導できる人がいたり、地元の野球チームと連携したり、プロ野球選手やタレントなど有名人が来店したりと、施設以外の付加価値を提供することで、しっかりした経営をしています。まぁ、ハードが立派なだけでは成功しない事業のように思います。

 

そうそう、バッティングセンターによってはソフトボールの打撃練習ができるマシンもあるそうです。ソフトジャパンの上野由岐子選手や後藤希友選手(河村市長にメダルを齧られた)などの活躍もあって、ソフトボールを楽しむ女子も増えているように思います。