7か月かけて書いた判決ですって?

朝倉佳秀裁判長は、「7カ月かけて書いた判決です。最後までしっかり聞いてください。」と言ってから判決を読み上げた。

 

ニュースから転記「津波対策を怠り、会社に巨額の損害を与えたとして、東京電力の株主が旧経営陣5人に対し、22兆円を会社に賠償するよう求めた裁判で、東京地方裁判所の朝倉佳秀裁判長は13日、勝俣恒久元会長ら4人に計13兆3210億円の賠償を命じる判決を言い渡した。」

 

東京地裁の朝倉裁判長
東京地裁の朝倉裁判長

この判決は、軽重は別にして、日本国民の生活や生命に対して、大きな障害を与える危険があります。

 

こんな判決を出されるのであれば、誰も電力会社を経営する人はいませんし、少し広げればあらゆるエネルギー産業も、日本のお家芸の自動車産業も危なくて経営できません。

 

ちょっと脇道ですが、世界で自動車事故で亡くなる人は年間に150万人近くおり、日本車の世界シェアはほぼ1/4です。

 

それはさておき、他の裁判官なら決して言うことがない、冒頭の「7カ月かけて書いた判決です。最後までしっかり聞いてください。」です。失笑を禁じ得なかったのですが、たったの7か月ですって? ☞ 2022/07/13 東電旧経営陣4人に計13兆円賠償命令〜株主代表訴訟・東京地裁

  

この記事は「30分ほど判決文を読み上げて閉廷した東京地裁の103号法廷。裁判官らが起立して退席する際、原告席と傍聴席のどこからともなく拍手が上がり、裁判官らが退廷するまで拍手が鳴り響いた。」で終わります。普通の裁判官なら、法廷の権威を守るために拍手を止めさせると思います。

 

記事全文並びに、これまでの訴訟経緯などをネット記事で読んで思うのは、この裁判官には、多少なりとも以下の傾向がありそうです。

 

発達Naviより・・

◇自己愛性パーソナリティ障害

自己愛性パーソナリティ障害の人は、自己愛が未成熟な状態にあると言えます。自己愛が未成熟な状態とは、ありのままの自分を受け入れ愛することができていない状態をいいます。その未成熟さの現れが「自己の誇大化」、「他者からの評価に対する過敏さ」、「共感性の薄さ」になります。

 

例えば自分自身が掲げる理想の姿が高く、「自分は特別」「自分はできる人間だ」という思い込みが強い傾向があります。そのために誇大な言動が表出します。「自分はできる人間だ」と思い込んでいるために他者からの評価を受け入れることができず、怒り出したり、過敏に傷つき、引きこもりやうつ病になったりすることもあります。

 

さらに共感性の薄さによって、相手の立場に立って物事を考えることができず、その場にふさわしくない言動をしていたり、自分の目的達成のために友人を利用したりするような対人関係がみられることをいいます。

 

以上の傾向に柔軟性がなく、持続的で、社会生活が困難になるほどの苦痛を引き起こしている場合に自己愛の歪みや未成熟さがあり、自己愛性パーソナリティ障害と判断されます。