ウロボロスの蛇

「鎌倉殿の13人」の小栗旬さんと、生田斗真さんの主演で「ウロボロス〜この愛こそ、正義。」というテレビドラマが2015年にありました。

 

「ウロボロス」です。Wikipediaによると、ウロボロスとは、ギリシア語のウーロボロス(尾を飲み込む蛇)のことで、”古代の象徴の1つで、己の尾を噛んで環となったヘビもしくは竜を図案化したもの”と説明されています。

 

ウロボロス
ウロボロス

ウロボロスの蛇は、万物の創造を象徴しています。全てのものは一から創られ、一に戻るというわけです。このため、世界は完全であり、循環しながら、無限の永続を続けるものとされました。

 

ウロボロスの蛇はエジプトからギリシアに広がったものですが、ウロボロス的なものは、北欧を含む欧州全土、中華世界、アメリカ大陸、中東、世界のどこでも見られるそうです。人類の普遍的な考え方なんでしょう。

 

金子みすゞの詩に次のようなものがあります。

 

『蜂と神様』

蜂はお花のなかに、

お花はお庭のなかに、

お庭は土塀のなかに、

土塀は町のなかに、

町は日本のなかに、

日本は世界のなかに、

世界は神さまのなかに。

 

さうして、さうして、

神さまは、小ちやな蜂のなかに。

 

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長門市 金子みすゞ記念館webサイトにリンク
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