共同創業のススメ!検討するだけでも効果ある

創業の相談を受けることがありますが、共同創業が2割くらいある印象です。

 

2人で創業する共同創業して大きな会社となった例はたくさんあります。アップルの2人のスティーブ(ジョブスとウォズニアック)、マイクロソフトのビル・ゲイツとポール・アレン、グーグルのラリー・ペイジとサーゲイ・ブリン、ヤフーのジェリー・ヤンとデヴィット・ファイロなどアメリカIT大手はほとんどそうです。

 

2人のスティーブ
2人のスティーブ

2人で共同創業して世界的な大企業になった会社が、もしどちらか1人だけで創業していたなら成功していたか?というのはよく言われる疑問です。

2人の相乗効果でプラスが拡大し、1人で抱え込まないことでマイナスが減少したことは否定できません。

 

日本で共同創業で成功したのは、古くは、すかいらーくの横川四兄弟やマブチモーターの馬淵兄弟など親族、ソニーの盛田昭雄と井深大、第二創業で本田技研を設立した本田宗一郎と藤澤武夫などが思い浮かびます。

最近では、楽天の三木谷宏志と本城槙之介、DeNAの南場智子と川田尚吾などたくさんの会社がスタートアップでは共同創業しています。しかし、共同創業の場合は、両雄並び立たずということもあって、ソニーやホンダのように終世一緒に、というわけではなさそうです。

 

成功する共同創業は、異なる個性や能力を持った2人が組み合わさって、それぞれの役割を果たすことで成功します。ソニーは天才技術者・井深と空飛ぶセールスマン・盛田の組み合わせですし、ホンダの本田宗一郎と藤澤武夫も技術と経営管理の役割で同じような構造でした。

 

共同創業が成功の確率を上げることは確かです。しかし、失敗の原因にもなりそうです。経験してきた分野は違うけど知り合ったばかりの相手、幼馴染でずっと一緒にいて考え方や発想に差が無い相手、どちらの気味合わせも、成功の理由にも失敗の原因にもなりそうです。

 

創業を計画している人は、先ず共同創業者を探してみてはいかがでしょうか?結果的に、一人で創業することになるとしても、自分の人脈の棚卸にもなります。また、自分の事業におけるビジョンに共感してくれる人があるのかないのかを試すことにもなります。