二人ともパーキンソン病で認知機能障害があったらどうなる?

パーキンソン病とは、「ふるえ、動作緩慢、筋強剛、姿勢保持障害を主な運動症状とする病気」です。一般には50歳以上で発症する人が出て、日本人では60歳以上の100人に1人がこの病気の患者です。

 

運動症状のほかには、便秘や頻尿、発汗、疲れやすい、嗅覚の低下、立ちくらみ、うつ、興味が薄れる、意欲が低下するなどの症状も起こることがあります。原因はよくわかっていないのですが、脳のドパミン神経細胞が減少することで起こります。ドパミン前駆物質のL-dopaを服用して、ドパミンを増やすことで治療しますが完治し難い難病です。

 

二人の大統領
二人の大統領

ロシアのウクライナ侵略が泥沼化の様相を見せています。仮に、ロシアがウクライナを軍事力で屈服させたとしても、それを維持し統治できるとは思えなくなっています。

将来に渡っての、ロシアが被るだろう政治的・経済的なダメージを考えると、プーチンの最終的な目標が見えにくいのが実情です。

 

こういった背景から、プーチンと会ったアメリカの要人から、プーチンの健康状態に異変があるのではないかという声が聞こえています。ライス元国務長官は、「プーチン氏とは何度も会ったが、以前の彼とは違う。不安定に見え、違う人物になってしまった」とコメントしており、パーキンソン病なのではないかという疑惑が相次いで報じられています。

 

確かに、テレビに映るプーチンの様子からは、昔の精悍さが欠けているように見えます。69歳という年齢ですから、当然でしょうが、かつては裸で大型バイクで疾走したり、氷の湖を泳ぐ姿を見せられていたので、やはり老いたように見えます。

 

一方の、アメリカのバイデン大統領ですが、訪問先のポーランドで、プーチンを指して「この男が権力の座にとどまってはならない」と発言しました。バイデン氏は以前から失言が多いことで有名だったのですが、これはアメリカ大統領としては絶対に言ってはならない大失言です。当然ながら、ロシアは猛反発して、アメリカ政府は釈明に追われています。

 

もともとパーキンソン病ではないかと噂されていたのはバイデン氏のほうが先でした。プーチンより10歳年長のバイデン氏は79歳です。前回のオバマ政権の副大統領時代に、既にパーキンソン病と軽度の認知機能障害がある(専門医の治療を10年以上受けている)と言われていました。トランプ氏との大統領選挙においてバイデン氏が圧勝できなかった理由の1つです。

 

核のボタンを持っている米露のトップが、共に健康状態やら認知判断力に不安があるという、とてつもなく恐ろしい事態になっていないことを願います。

さすがに準備のしようもありませんが、無闇に心配しています。