死に至らない高齢者はいない~オミクロン株~

個人的な感想ですが、全ての日本人に人生100年を保証しなけりゃならないんでしょうか?

 

ロシアのウクライナ侵略の陰で、感染症専門家と称する人たちの新型コロナウイルスへ煽りはなかなか収まりません。Yahoo!に『●●仁院長 ワクチン未接種だと「何度もかかるリスクがある」』という記事がありました。

 

●●院長は「オミクロンに感染したワクチン未接種の人は感染後抗体価を測ってみても0とか10以下のことが多い。ファイザー2回で2000ぐらいです。つまり、コロナに罹ってもワクチンを未接種だと何度もかかるリスクがある。」と投稿した。

まぁ、うまいこと言うものですが、オミクロンに感染しても自然に治るということです。これって、ただの軽い風邪ってことじゃないのかなぁ?

 

人は風邪に何度もかかります。1年間に平均で5回かかると言われています。風邪薬は毎日たくさん売れていますし、CMを見ない日はありません。

子供はもっと頻繁に風邪をひきます。子どもは免疫をつくるためには、子どものうちに風邪にかからないといけないのです。大人にとっては馴染のウイルスや細菌も、子どもにとっては新型ウイルス・新型細菌です。

 

「高齢で既往症のある方が感染すると死に至ることがある」という解説です。まぁ、高齢者で既往症が全くないという人も珍しいですし、死に至らなかった高齢者というものを見たことはありません。要するに、高齢になって、何かの原因で亡くなるのは当たり前です。

 

左のグラフが、コロナ騒動以前(2019年)の日本人の全死亡の年齢分布です。亡くなった人の28%が90歳以上、64%が80歳以上です。ほぼ2/3が80歳以上ですから、長寿大国日本の面目躍如です。70歳以上の死亡者が85%で、70歳未満が15%です。

 

右のグラフが、直近3か月の新型コロナによる死亡者の年齢分布です。尚、年齢を公表せず”高齢者”とだけ発表されている人が8%います。この”高齢者"の定義がはっきりしない(たぶん自治体によって異なる)ので、ちょっと曖昧になります。

 

新型コロナのオミクロン株以降の死亡者の年齢分布は、90歳以上が32~40%、80歳以上が65~73%、70歳以上が92%です。70歳未満は8%、60歳未満は3%、50歳未満は1%ということです。まぁ、後期高齢者でなければ亡くなることはなさそうです。

 

50歳未満の1%は人数では46人です。専門家の言われる「若い人でも亡くなる人がいる」というのは、ウソではないですが、50歳未満の日本人6500万人から、3ヵ月で46人です。6500万人のなかには、いろいろな健康状態の人がいるはずです。

 

既往症があって体調もすぐれなかった後期高齢者の方々が、新型コロナ陽性とされた場合、その看取りが、どうあるべきか?と考えさせられます。

まぁ、80歳近くにもなれば(それ以上なら、なおさら)天寿を全うしたと言ってもよいような気がします。