今年に限って、今日8月8日は「山の日」として祝日になります。明日は、振替休日です。
東京オリンピックが今日で閉幕するので、翌日を休日にするための苦肉の策ということです。今年、本来の位置から移動した祝日には「海の日」と「スポーツの日」もあるのですが、この二つはそれぞれ7月の第3月曜日と10月の第2月曜日となっていて日付を持ちません。「山の日」は、曜日に関わらず8月11日と決まっている祝日です。
祝日が自由自在に動かせるのは、まぁそんなに悪いことでもないでしょうが、混乱は招きます。
何しろ、コロナ騒動によって急に移動が決まったので、カレンダーや日記帳の変更が間に合っていません。直前になって、来週は休みなんだ！とビックリするような人が続出しました。
個人的には、7月の事業実績が6月に比べて悪化した支援先が複数出てきて、驚きました。通年では、6月より7月のほうが、いい数字が出ていたのにです。
こりゃ、何事か？と思ったのですが、祝日の移動に原因がありました。
6月は小の月で30日しかないのですが、今年の場合土曜・日曜・祝日を除く平日が22日ありました。一方で、7月は大の月で31日ありますが、平日は20日しかありませんでした。しかも、海の日から始まる4連休が間に挟まっており、月末の7月31日が土曜日にも当たりました。さらに、7月19日が本来祝日だったことも、少しの影響があったようです。
それにしても「山の日」という祝日の意味もよくわかりませんし、8月11日が山の日であるという理由も判然としません。一応は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」とあります。
2050年にカーボンニュートラルを目指す日本としては、脱炭素に山（森林）の恩恵を得ることが重要です。国土の7割が森林で、さらに国土の5割が標高500m以上という日本は、山の国としても世界一です。この豊かな山が、人々の生活を支えるわけですから、8月11日を環境を考える意味での「山の日」としてもいいなぁと思います。