共産党の田村委員長が中傷動画に関わった実業家は詐欺師だと言いました。
高市事務所による中傷動画作成と拡散という疑惑は、最初から実態がよくわからなかったのですが、どうも最後までわからないままに終わりそうです。それにしても、少なくとも直接の当事者ではなさそうな首相ではなく、その実業家氏に訊ねれば、疑惑の解明は容易な気がするのですが、何故誰も訊ねなかったのでしょうか?

写真は、チャールズ・ポンジです。世界で最も有名な投資詐欺師とされる人物です。ボンジは、イタリアからの移民で、1910年代から1920年代にかけてアメリカ合衆国で大いに活躍しました。
日本で一昨年(2024年)の詐欺認知件数は57,324件で検挙されたのは16.175件。検挙率は28.2%と低く、犯罪のなかで最も捕まりにくいのが詐欺です。
特殊詐欺(非対面型詐欺)の認知件数は、一昨年(2024年)の31,280件から昨年(2025年)は43,000件に大幅に増加しています。被害額は1,990億円から3257億円に64%も増えています。
☞ 令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(確定値) 警察庁
詐欺、とりわけ特殊詐欺という犯罪の罪深いのは、被害者が必ずしも同情の対象にならないことです。何てバカな人だとか、これだけニュースになっているのにとか、そんな多額なお金をどうしたのかとか、いろいろ詮索されます。
しかし、多くの生物(動物も植物も)は、自然の中で騙し欺くことで生き残っています。人が生物の頂点に君臨しているのは、最も騙し欺く能力に長けているからとも言えます。
そして、人は騙され欺かれる能力にも秀でています。例えば、緑内障で視野の半分が実際には見えていなくても、人の脳は自分を騙して全ての光景を認識させます。
人の脳はまさに騙し欺くことで進化してきました。「浜の真砂は尽きるとも世に詐欺の種は尽きまじ」でしょう。気をつけましょう。
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