「はやぶさ2」が小惑星「トリフネ」に再接近して撮影した写真が公開されました。
「トリフネ」は地球と火星の間を回っている直径が約450mの小惑星です。はやぶさ2はトリフネは相対速度5300m/sという高速ですれ違いながら観測に成功しました。もし、地球にぶつかってきそうな小惑星があれば、ぶつけて軌道を変えることもできるそうです。マンマミーヤ!ですね。

「トリフネ」という名前の由来ですが、古事記にある「天鳥船神(アメノトリフネノカミ)」です。
イザナキとイザナミの二神は交合して、はじめに国を産みます。淡路島、四国、九州と産んでいって最後に本州を産んで日本列島が完成します。
次いで、二神はたくさんの神を産みます。大事忍男神から始まって、岩石の神・石土毗古神、土砂の神・神石巣比売神、扉の神・神大戸日別、天井の神・天之吹男神、家屋の神・神大屋毗古神、風の神・風木津別之忍男神・・・とジャンジャン産んでいきます。
古事記の神産みで31番目に出てきて、二神の十二男に当たるのが「天鳥船神(アメノトリフネノカミ)」です。
名前の通り、船の神です。鳥のように軽快に海上を進む船のイメージです。
また、神話の世界では海は天とは一体です。太陽や月は船に乗って移動するとみられていました。神が天上と地上を行き来するのも船に利用します。地上の死者の霊魂を冥界に運ぶのも船でした。
日本には八百万の神がおられます。はやぶさ2では観測は叶いませんでしたが、小惑星トリフネが運んでいる神様もいるのかも知れません。
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