週刊文春の記事ですから盛り盛りでしょうが、俳優さんのハラスメント事案の報道です。
≪要約すると・・≫過去にハラスメントを受けた経験がトラウマになっている女優Aさんがいました。俳優Bさんと夫婦役ですが、Aさんは男性に触れられるのも嫌です。Bさんは気をつけてはいましたが、ある時指がAさんの顎に触れました。また、BさんはAさんに「俳優を続けるのは難しいかもしれない」というような言葉をかけました。

ハラスメント事案は、当人あるいは周辺の善意の方がハラスメントだと主張するとハラスメントになります。事案によっては、なかなか難しい問題になります。
私の知っている事例です。
Aさんは30歳代の建設会社に勤める独身男性です。ある建設現場の代理人を務めていました。本社は現場の事務を担当させるのに40歳代の女性パート社員Bさんを雇って現場事務所に派遣しました。
現場には複数の社員がいますが、事務所では代理人のAさんと事務員のBさんが二人になる機会がしばしばあります。Bさんから本社に「Aさんからハラスメントを受けている」との報告がありました。
本社の担当者が現場を訪問してBさんにヒアリングしたところ、「Aさんが私の顔を見た」という訴えです。それも、近づいて見たとか、じっと見たのではなく、自席からチラッと見たということです。さらに「Aさんが私の席の後ろを通る」と言います。通るだけで触られてはいません。
Aさんにヒアリングすると、「顔を見たことは確かにある」「Bさんの席の後ろの書棚に書類を取りに行った」ということです。Aさんの行動内容そのものはBさんも認めています。
でも、とにかくAさんの行動はハラスメントであって、私には我慢ならないとBさんは言います。会社としては、Bさんに他の職場を用意するから異動するように提案しました。
一旦は了承したBさんですが、二転三転した末に「ハランスメントを受けた私が異動するのはおかしい」と事務所に残りました。Aさんがいないと現場が廻らないので、会社は事務所にAさんとBさんが二人にならないように仕事のやり方を配慮して現場の仕事を続けました。
この事例では、ハラスメントと指摘されたAさんの方の心が傷ついて不幸な結果になりました。何が正しい解決策であったのでしょうか?
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